ものぐさ料理人献立帳

料理人でありながらも料理がめんどくさーい!!って方の気持ちが分かりますので、そういう方々に向けた日記です。

ものぐさ帳その4 さんまの塩焼き

まだまだ日中は暑いですが、

朝と夜中は少し涼しい風が吹いたりして

秋を思わせる季節になってきましたね。

さて、この季節食べくなるのが、

秋刀魚ですね!!

初物がてに入りまして。



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一匹は刺身で食べまして、

あと2つは塩焼きにしました♪

で、

ご家庭でも秋刀魚の塩焼きがこれから

ぼちぼちすることがあるかと思いますんで、

板前的処理の仕方をかきます。

板前的と申しましても、手間がかかることはしません!

 

まず包丁の先で尻尾の方から頭の方へ

撫でるようにウロコを落とす。

秋刀魚のウロコは薄いのでホントに撫でるような感じでOKです。

次に内蔵ですが、

秋刀魚の場合とらなくて結構です!!

秋刀魚は消化が早いので食べたものは、ほとんど体に残らないのです。

それに内臓の苦みが秋刀魚の醍醐味と言われる方もいらっしゃります!

ウロコを取ったら、

秋刀魚が伸び伸び入るくらいのバットやタッパーなどの入れ物を用意して、

海水より少し薄い程度の塩水を作りましょう!

板前用語で、

立て塩といいます。

この立て塩の中に秋刀魚を30分程つけておきましょう!

塩の効果で

魚の臭みが取れて身に薄い塩分が入り、

焼き魚にした時美味しいです!

 

30分たちましたら流水で塩水を洗い流し、

キッチンペーパーなどでしっかり水分をとりましょう。

立て塩の塩分のみではまだ中に味が入ってるだけなので、

軽く塩をふって、あとは魚用グリルやオーブンで軽く焼き目がつくまで焼けば完成です!!

贅沢をいえば、大根おろしに醤油をかけた染めおろしとカボスがあれば完璧です!!

立て塩は焼き魚には必ず使う技法なので、

覚えておいて損はないかと。

簡単一手間が美味しさを産み出します。

お試しあれ。

 

 

 

ものぐさ帳その3 ひと味上の卵かけご飯

卵かけご飯が好きです。。

 

あの手軽さ、美味しさ。

 

究極の料理です。。。。

 

朝は大体卵かけご飯を食べます。

 

今回紹介するのは卵かけご飯です。

でも紹介するまでもなく、

卵かけご飯くらい誰でも作れるわ!!って声が聞こえてきそうです。

 

でも今回紹介するのは少し工夫した、

ワンランク上の卵かけご飯です。

では参ります。

食材。

  1. ご飯(もちろんホカホカが美味しいですよ??でも昨日残った冷凍ご飯をチンして使いましょうね。)
  2. 玉子(これはなるべく新鮮なものでいきましょう。)
  3. 濃口醤油(あれば刺身醤油!香りが良いのです。)適量
  4. 味の素系顆粒ダシ(今回の味の決め手)ほんのひとつまみ。
  5. きざみのり(色んなものにかけて食べれるからスーパーでパックを買いましょう)

調理器具

  1. どんぶり(美味しくて大きめの丼いっぱい食べちゃうかも)
  2. スプーン(木のスプーンがオススメ)

準備OKですか???

まずは玉子を割って白身と黄身を分けておきます!

余り物の冷凍ご飯をチンして(このあたりがものぐさ)どんぶりに食べたいだけよそいます。

 

ご飯に白身と醤油を入れ、よく混ぜ合わせます。(ポイント。混ざりづらい卵白を先に馴染ませておき、口当たりの良いご飯に。)

そのあとに卵黄と、

味の素系顆粒だしをひとつまみいれ、

きざみのりを上に盛り付ければ完成!!

 

顆粒だしは、ほんのひとつまみですよ。

入れすぎると味の素ご飯になります。

 

ここだけの話。(そんなもったいつける程では御座いませんが)

プロでも科学調味料は実際使用します

素人さんとの違いはメインの調味料として使わないところです。

入ってるかどうかわからないくらいの量を使用します。

使う理由と致しましては、まあ味の輪郭をハッキリさせるという所でしょうか。

また後日、科学調味料の話も記事に書こうと思います!

 

話がそれましたが、

 

どうですか???

口当たりのよい、風味豊かなワンランク上の卵かけご飯になったんじゃないでしょうか??

これに刻みネギをまぶしても良いですね。

彩りも良くなり、さらに美味しくなることでしょう!

さあ美味しい朝ごはん食べて1日がんばりましょー!

では。

 

 

 

ものぐさ帳 その2 中華ドレッシング

前回のモヤシのナムル(ラーメン屋のやつ。)はいかがでしたかー???

 

みなさんの冷蔵庫の中のスタメンになってれば嬉しいことです。

 

では今回は。

万能中華ドレッシングのレシピです。

 

前回のモヤシのナムル作ったときに用意した豆板醤かなり余ってません???

 

豆板醤なんて使いかた分かんないよ!ってな人も多いことでしょう。

こういった調味料は台所の肥やしになってる確立がかなり高いですもんね。

 

僕が料理素人のとき、よく料理本を買って家で作ったりしてましたけど、

お目当ての料理作ったら、余った食材や、調味料はほぼ使わない事が多かったですもんねー。

今日日のレシピ本はちゃんと作った食材の別途使用法も書いておいて欲しいもんですね。

ちゃんと素人目線にたたねば。

 

では作りましょう!

 

調味料。

  1. 豆板醤(余ったやつね) 好みの辛さで。
  2. 胡麻油1
  3. 鶏ガラスープ顆粒タイプ(これも前回の余ったやつ) 1
  4. 濃口醤油 2
  5. 砂糖 1

調理器具。

  1. ボウル(っと言いたいとこですけど、ものぐさなので、100均でドレッシングボトル買ってきましょう)
  2. ホイッパー(ボウルで混ぜる場合)

 

やることは簡単。

調味料をドレッシングボトルにぶちこんで、シェイクするだけです!!

 

終わり。ってさすがにものぐさ過ぎかと思いましたんで、ボウルを使って説明しますね。

 

ボウルに胡麻油、砂糖、鶏ガラスープ顆粒を入れホイッパーでなじませます。

砂糖と鶏ガラスープは粒子が荒く、

油になかなか馴染みませんので、

先によく混ぜておくって寸法です。

そのあとに豆板醤、濃口醤油てな感じです。

 

このやり方で混ぜ合わせていけばムラなく混ざりキレイなドレッシングになります。

 

さあ、今度こそ完成です!!

 

気づいた方もいらっしゃることでしょうが、

ベースは前回のナムルと同じですね。

それに砂糖を加えて、コクをだした感じです。

 

僕はキュウリを叩いた奴にかけて食べたりするのが好きですね。

ピリ辛叩きキュウリです。

 

ほかにもキャベツの千切りや、

ちぎりレタス、玉ねぎスライスなんかにも

相性グッドです♪

 

まあ万能なので色々かけてみてください♪

 

多分冷奴にも合います。

 

ではまた。

ものぐさ帳その1 モヤシのナムル(ラーメン屋にあるやつ)

さあ、これからやって参ります!

第一段目は、

 

モヤシのナムル!!(ラーメン屋のやつ。)

です。

皆さん、ラーメン屋に行ったとき爪楊枝入れの横らへんに小さなツボ見たことありません??

 

大体モヤシ入ってるでしょ???

 

これがまたおかわり自由でパクパク行っちゃいません???

 

はい、自宅でつくりましょ!

 

えらい簡単ですので。

 

用意するもの。

 

食材

  1. モヤシ2パック
  2. ニラ半束 三センチ間隔で寸切り。

(目安ですよ?目安。ニラが好きな人だったらモヤシとニラの量、逆にしてもいいんだから

。好みですよ好み)

調味料

  1. 濃口醤油 2
  2. 胡麻油 1
  3. 鶏ガラスープ顆粒タイプ 1.5
  4. 豆板醤 0.5
  5. いりごま 適量

(この数字の意味わかります??

例えばオタマがあるとしましょう。

まず濃口醤油を2杯

次に胡麻油を1杯

鶏ガラスープならば、オタマ1杯にオタマ半分ってな感じです。。

ようするに割合です。)

調理道具

  1. ニラとモヤシが入る大きさの湯沸し鍋
  2. ニラとモヤシが入る大きさのザル
  3. ニラとモヤシが余裕で入る大きさのボウル(べつにボウルで無くてもよろしい)
  4. 保存用のタッパー(もちろんニラとモヤシが入る大きさの)

手順。

1.さあまずはじめにボウルに調理料を合わせておきましょう!

モヤシとニラがヒタヒタに浸かる位の量で合わせてくださいね。

味を見て好みに調整してください。

ニラとモヤシが入ると水分で味が少し薄くなりますから、合わせるときは少し濃いかな、くらいの味わいで。

2.鍋に水を張り、沸騰するまで火にかけます。

沸騰したらニラとモヤシを投入!!

同時に投入で構いません。

1分くらいしたらニラとモヤシに火が通ったか確認して(食べて)、OKならば鍋ごとザルに返して水気を切ります。

3.合わせた調味料が入ってるボウルに、

ホカホカのニラとモヤシを入れて和えてください。

ホカホカの状態で入れてくださいね!

(ホカホカの状態で和えて、そのまま冷ますと味がとても染み込んで美味しいのです。)

4.そのまま常温で冷まして完成!

ホカホカの状態で冷蔵庫に入れたらダメですよ??

ニラとモヤシのホカホカが冷蔵庫内の温度を上げて、ほかの食材が痛みます。。

そんな大袈裟な。って思ったでしょ??

食材は素人さんが思うよりデリケートです。

気をつけてくださいね♪

ほかの食材も痛むし、せっかく作ったナムルも自分の熱で痛みます。泣

5.最後に!

多分その量を一気には食べれないと思うので、用意してたタッパーに保管しましょう。

常温で冷まして、サランラップをピタリと食材にくっつけましょう。

そのあとタッパーに蓋をして冷蔵庫に保管しましょう!

サランラップをピタリとくっつける技法が、秘技落としラップと言い、食品の酸化を防ぎます。

これをすると空気に触れづらくなるので、長持ちするって寸法です。

これはお料理屋さんもやってる技法です。

色んな保管に役立ちますので覚えておいてください。

 

さあいかがでした??

簡単だったでしょ???

味は目安なんで、好みで変えていってくださいね??

この保管方法を守れば、5日は日持ちすると思います。

ご飯のお供に、ビールのお供に、インスタンスラーメンの付け合わせに、!!

 

ではおあとがよろしいようで。

 

 

料理って、めんどくさい。

こんにちは、ものぐさ太郎です。


皆さん食べるの好きですか??


僕は大好きです!!!


では、自分で作るの好きですか??

しーん。。。って感じですよね。


私、日本料理の料理人で日夜修行に明け暮れております。

料理の世界は素晴らしいです!!

特に日本料理の
盛り付けの美しさ、
素材の旨さ、
包丁使いの繊細さ。

最初和食に出会ったときは、心を持っていかれました。

もちろん今でもその気持ちは変わらずです。


しかし!!

仕事は仕事。

私生活は私生活。

我が家では、ほぼ料理はしません。

理由は簡単。。

私は美味しく、美しい料理を作って
人様に召し上がって頂くと言うことに
喜びを感じる性分だからです。

ですので、自分で自分に100%の手間をかけて料理をする事は、ほぼございません。。

そんなの料理人じゃない!!!

料理人のクセになんてヤツだ!!!

とお思いのかたも沢山いらっしゃることでしょう。

しかしどう取り繕ったところで、人が簡単に変わるはずがありません。

というか、変わる必要がないと思ってます。

なぜかというと、
料理作るのめんどくさい(自分のためには)と思ってはいれど、

めんどくさいなりに確実に美味しく、見映え良く調理する技法はあるのです。

ものぐさな性分を逆手にとり、

世のものぐさな方々に少しでもお役に立つ記事を書こうと思います。

これから色いろと記事を書いて行くつもりですが、

書いた事柄が、

その調理法は間違ってる!!

そんなものは料理ではない!!

などの批判もあることだと思いますが、
なにぶん修行中の身ですので、暖かい目で見てあげてください。


ではこれから宜しくお願いします。